主力ピーマン品種は「カリフォルニアワンダー(固定種)」


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今日は、シンフォニアファームのピーマンについて書いてみようと思います。

ピーマンについては、昨年就農前に「さきがけピーマン」という固定種の種取りをしたものの、果実が小さく、ずんぐりむっくりな容姿で販売しにくく感じたため、今年は新たに野口のタネさんで購入した「カリフォルニアワンダー」という品種を試してみました。

この品種はネット上で知りましたが、実物を初めてみたのは、地元直売所に無施肥野菜を出しておられる生産者さんが出荷されているカリフォルニアワンダーだったと記憶しています。

結果としてはこれが大正解だったようで、無施肥・無投薬(農薬・肥料不使用)で育ててみた結果、まだ土が出来ていないので収量はまだまだこれからですが、果実が結構大きめで肉厚、重量もあり形状のばらつきがほとんどありませんでした^^;

少なくとも、同じ畝で育てたF1のメジャー品種(京みどり)よりはいいことづくめでした。

無施肥なためか、色も薄めの緑で、未熟果(緑)を生でかじってもエグミがあまり感じられず、甘ささえ感じられましたシンフォニアファームの主力ピーマン品種で決定です^^;

▼こちらがカリフォルニアワンダー

ばっちり自家採種もしておきました。

とりあえず来年以降は、ピーマンに関してはこの「カリフォルニアワンダー」一本でいこうかと思います。

自家採種も結構楽ですし、カリフォルニアワンダーは形質的にも、F1で育てた京みどりよりメリットが多かったので、ほかのピーマンを栽培する理由もなさそうです。

固定種ということで、それぞれの株の遺伝情報が違っているため、気候の影響などで全株がだめになる、というリスクはF1より低いと思います。

あと固定種で自家採種し続けるメリットは、作物がその地域の気候風土に馴染んでくる(順化)点でしょうか。

ピーマンに限らずですが、気候変動の影響で夏は酷暑・冬は暖冬になっていく傾向は否めず、今後の農業では「固定種」によって地域ごとにカスタマイズしていくことは重要かなと思います。

ただ、夏野菜(特に果菜類)やマメ科作物の自家採種は比較的楽な反面、軟弱野菜の自家採種は非常に面倒だと思うので、しばらくは葉物などについては毎回種子を購入する予定です。

シンフォニアファームでは、必要に応じてF1品種も栽培していますが、少しずつ可能な範囲で固定種の割合を増やしていきたいと考えています。

以上、シンフォニアファームのピーマンについてでした。

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