丹波黒大豆栽培@就農1年目


農家として独立したのが2018年9月ですが、独立してすぐに何かしら収穫できる品目が必要ということで、10月ごろに未熟な枝豆として、そして12月に完熟した大豆として収穫できる丹波黒大豆の無肥料・無農薬栽培にトライすることにしました^^;

毎年6月中旬になると、こちらの地域では各農家さんがいっせいに丹波黒の種まきをします。このように、プラスチックでできたセルトレイという連結育苗ポットに1粒ずつ種を撒いていきます。

 

 

種まきして数日後、無事芽吹きました。一生懸命、黒皮ぬぎぬぎ中ですw

枝豆は発芽後の成長がとても早いです。水をやりすぎたり、おひさまがあまり出ていないと下の写真のようにひょろっと伸びてしまいます(徒長といいます)が、それほど大きな問題にはなりません。


スポンサーリンク


 

 

2018年、丹波黒初挑戦の作付け面積は6a (600平米) ほど。

研修中の休みの日を利用して、6月下旬に約800株をせっせと畑に定植(植え付け)しました。

雑草が生えていない状態で定植したかったのですが、研修中ということもあって畝立てし直す時間もなく、仕方なくそのままの畝に定植しました。

 

 

しばらくすると、案の定草が伸びてきたので、刈払機という草刈り機械で1畝ずつ刈っていきます。

苗を切ってしまわないように雑草だけ刈るのは大変ですが、おかげで少しは刈払機のコントロールが効くようになったかな?(笑)

苗の生育のほうは順調のようです^^;

 

 

苗の定植が6月下旬でしたが、8月に入ると株も結構大きくなってきています。ついでにイネ科の雑草も元気そうですね(笑)

同時に、紫色の小さい花もついています。虫のたぐいは今のところ全く見当たりません。

 

 

そして、8月の終わりごろになると、まだ平べったいサヤがそれなりの大きさに成長してきます。

なかを割ってみると小さいおまめさんが・・・。

 

 

畝間の雑草を適度に伸ばしたままにしていたのですが、それもあってか2回来襲した大きな台風の強風による落花がある程度防げたようです。

そして、ついに10月^^; 初物の枝豆を収穫しました!

奇しくも丹波黒大豆に初挑戦した年が産地全体の不作年となってしまい、枝豆の収量は例年の地域の平均収量ほどはないですが、肥料・農薬を一切使わずにそこそこの量がとれました。

 

 


スポンサーリンク


マメ科の植物には根粒菌(こんりゅうきん)という、大気中の窒素を固定して宿主(しゅくしゅ)に養分供給するバクテリア(リゾビウムなど)が共生するのが一般的で、施肥をしなくても微生物との協力関係で栽培しやすい作物だと思います。

丹波黒を今回栽培した畑は、借り受けるまで長い間水田で、吸肥力のあるイネ科である水稲の後作だったので、無機態の土壌窒素は恐らくほとんど残っておらず、丹波黒作付けまえに行った土壌診断でも、EC値(電気伝導度:無機態窒素量を知る目安)もかなり低かったので、ほとんど微生物などの自然のちからで育ったんでしょう。

 

ありがたくも、微生物たちがズボラな私のかわりに育ててくれた枝豆ですが^^;、さっそく地元直売所デビューということで初出荷をさせていただきました。

枝付きは1kgの束になるようにして出荷します。不作の年だったということもあり、例年よりも相場が上がっていて、出せばすぐに売れる、という状況でした。

 

 

同時に、メルカリやポケットマルシェ(農家や漁師のみが出品できるメルカリのようなECサービス)にも積極的に出荷。

枝付きの枝豆だけでなく、サヤだけを集めたコンパクトなパターンも需要があるようですね。

鮮度的には枝付きのほうがよいといわれますが、サヤだけであれば送料がだいぶ抑えられます。

 

手前味噌ですが、自分ではじめて栽培した丹波黒枝豆の味はとても美味しかったです^^;

しっかりした味と自然な甘み。パクパク口に放り込んでたらすぐになくなってしまいます(笑)

 

 

ネット向けにPOPなんかも作ってみました♪

そこにも書いてありますが、三田市は盆地の環境で、秋ごろ昼夜の寒暖差がけっこう大きく、甘みや旨味が乗りやすいと言われています。

 

 

ちなみに下の写真は、昨年10月に収穫した丹波黒の株の根っこです。根っこにまるいビーズ状のものがついていますが、このなかに前述の根粒菌が棲んでいます。

植物と微生物、持ちつ持たれつの関係ですね^^;

 

 

やがて12月。いっきに冷え込んできて、丹波黒の株も葉っぱが黄色に変色したあと枯れていきます。

サヤを振ってみるとコロコロ♪と小気味いい音が^^;

12月中旬ごろに残しておいた丹波黒の株をすべて根元で刈って、雨にあたらないようにしながら数日間天日干しです。

 

 

サヤから完熟した大豆を取り出す作業は、研修先の親方が持っておられる「脱粒機」という機械を使います。

このなかに乾燥した株をまるごと放り込んでいけば、セットしてある収穫袋のなかに大豆だけが取り出されていきます。

作業自体あっと言う間に終わります。文明の利器!

 

 

丹波黒大豆はふつう、正月にあわせて12月中にできるだけたくさん捌くものですが、昨年は不作年でもあり、年をまたいでから供給が不足すると思って、12月中は直売所へは出荷しませんでした。

現時点で4月なかばですが、例年なら何百袋?ってくらいにたくさん並んでる黒大豆が、たまーにしか見かけないようになり閑散としてます(汗)

もっとたくさん作っていたら直売所へも出荷したかったのですが、残り少ないのでネット販売する分だけで捌けてしまいそうな状況です。

 

以上、就農1年目の丹波黒大豆栽培の一部始終でした。

今年2019年は、昨年の5割増しくらいの規模で丹波黒を栽培する予定です。

種はもちろん自家採種♪

作物が成長する拠り所になる土をより良くして、もっと美味しい安全・安心といえる丹波黒を目指していきます!


スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA