無施肥育苗のむずかしさ


こんにちは。シンフォニアファーム代表の伊藤です。

先月26日ごろ近畿も梅雨入りし、晴れ間の見えない日が続いていますが、それほど大量の雨は降ってこない印象です。降ってもポツポツか、ほぼ曇りです。(なんかNHKニュースぽい)

とはいえ畑はじめじめした状態で、やはり畝と畝の間の谷溝にはある程度雨水が溜まってしまうので、酸素が必要な好気性の微生物にとってはあまりいい状況ではありません。

微生物たちが棲みやすいよう、あらためて圃場整備が必要です!


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梅雨があけたら、夏真っ盛り!!なんですが、、夏に突入する前だというのにもう秋冬野菜の種あつめが始まっています

季節の感覚おかしくなりそうですが(笑)、秋に種撒いて秋に採れるわけではないので仕方ありません。。

ちょうど梅雨の時期で、比較的事務作業に時間がとれるので、例によってエクセルで計画を練っていきます。

去年の経験から、いくら計画練り上げても計画通りにはいかないのが農業!ということを痛感してますが、実績との比較対象がないとPDCA回せないので、やはり計画は大事ですね^^;

去年は9月に就農してすぐに秋冬野菜の定植だったので、その前段階の研修中(7~8月)には秋冬野菜の種まきをしていました。

セルトレイという連結ポットに市販の土(いちおう肥料入り)を入れて育苗するのですが、育苗期間はまだ気温も高く虫害を受けやすいんですねこれが。

それもわざわざ肥料分があるので、その肥料を思い切り吸った苗は硝酸態窒素濃度が高く?、そのためか虫害も多少ありました。当初から防除しない方針だったので農薬などは一切使っていませんでしたが、なんとか定植にはこぎつけました。

まだ借りたばかりの畑で微生物のバイオマス量も少なく、炭素有機物(微生物のエサ)は施していましたが、そうすぐには微生物叢は豊かにはなりませんので、定植した苗は残念ながら本圃ではあまり育ちませんでした。

そんななか、なぜかアブラナ科のうちケール、それからキク科のレタスはそれなりに成長。ケールはキャベツの類より原種に近いので、ある程度痩せた土壌でも養分吸収力が強いのかもしれませんね。

 

▼リーフレタス▼

 

▼ケール▼

昨年に比べれば今年は多少は微生物も殖えてくれているとは思いますが、ケール以外のアブラナ科はまだリスクが高いので、ブロッコリー・カリフラワー・キャベツなどはとりあえず1畝ずつと少量、、、対して今年は、ケールやレタス類の割合を多めにしたいと考えてます。(ケールの種、総じて高い・・・)

 

今年の秋冬野菜の種まきは、まず7月下旬ごろにキャベツ等葉物のアブラナ科からはじまります。そのあと8月に入ってから順次ハクサイ・レタス、そして根菜のダイコンやカブ、ニンジンと続いていく感じになるのですが、まずは葉物アブラナ科野菜の種まきは、無施肥の自家製培土(自宅の庭で仕込み中)を使うのと同時に、市販の種まき用培土(肥料分あり)も予備として使って、2パターンで種まきをする予定です。

そうなると、市販の土を使って育苗したものを販売する際に「無施肥」や「無肥料」と表記するのは難しくなりそうですね。。

とはいえ、作物が時間をかけて大きく成長するのに必要になる土はほとんど無施肥の畑の土なので、収穫物への影響はほぼなしとは思います。。


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じつは市販の肥料入り培土を使って(無防除で)育苗できたとしても、無施肥の畑に定植する場合、ひとつ心配なコトがあったりします。

それは、肥料っけのある育苗土で育った苗は、ある意味甘やかされて育っていて、自分で微生物と共生関係を結ぶということをしなくても十分な肥料を吸うことができたので、肥料けのない無施肥の土に移植されたとたん、微生物とうまく共生関係を結べず、なおかつ直接吸える肥料分もないので生育が悪くなる、という懸念です。

これって人間にも当てはまる気がしますが、赤ちゃんが自分の足で歩こうとするとき、自分で転ぶ経験をしないと、受け身を覚えない(無意識に手を前に出せない)というのと同じだと思います。

 

なので、今回予備の苗として育苗するのに使う市販の土は、買ってきた状態でそのまま使わずに、自家製の土と混ぜ合わせて肥効をやわらげ、ある程度微生物を殖やした状態で使うか、あるいはセルトレイ(連結ポット)に土を詰めた状態でしばらく雨ざらしにして若干肥料分を抜く作業をしようかなと考えてます。

苗が確保できないと、仮に畑の土がどれだけよくても(現状はまだまだですが)収穫ゼロということになってしまうので、正直死活問題です!

そして、いま頭を悩ませているのが畑の土のことより「育苗」だったりします(泣)

育苗だけは、失敗を繰り返しながら何度もトライ・アンド・エラーを繰り返していくほかなさそうです。もちろんリスクヘッジしながらですが。。


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