ルバーブ(食用大黄・Rhubarb)は、タデ科の野菜で、姿はフキに似ていて、太い茎に大きな葉っぱをつけます。可食部は茎で、葉はシュウ酸が多いため食しません。

ここ数年、じわじわと存在が知られるようになってきているようですが、まだまだ知らない方のほうが多いといえそうです。

 

まだ小さいルバーブの苗

 

ルバーブはシベリア南部原産。とても冷涼な気候で育つ野菜で、野菜なのにジャムやコンポートで食べるのが一般的で一番美味しかったりします。

酸味に特徴のあるルバーブですが、梅干しを口に入れたときのような酸っぱさではなく、マイルドで嫌な感じのしない爽やかな酸味なのが一番魅力かもしれません。

2017年に初めて栽培に挑戦。初春に種を撒き、晩夏に畑に植え替えて株を大きくしました。

 

    育てたルバーブのジャム

 

10月には巨大な台風21号に襲われてしまい、地上部は見るも無残な姿となってしまいましたが、もともと多年草で地下部が生きていれば来春また芽を出しますので、そのまま畑に植わったままにしてあります。

回収したルバーブは、さっそくジャムなどにして美味しく頂きました。市販のルバーブジャムより更にマイルドな感じです。

ゆくゆくは、ルバーブの軟白栽培(可食部の茎が薄紅色になる)にも挑戦したいと思っています。

 

畑に植え替えたルバーブたち

 

東日本でルバーブが比較的認知度が高いのに対して、まだ温暖といえる西日本ではルバーブが一般的ではありません。夏を超えさせるのが大変むずかしいですが、なんとか環境に適した栽培法を見つけ、この西日本でもルバーブを広めていきたいと思います!