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ついに始まりました~、無施肥無防除で初挑戦した春夏どりにんじんの収穫です(^^)
この時期のにんじんは秋冬のにんじんより難しいと聞いていたので、失敗も覚悟で挑戦してみましたが、なんとか出荷できる運びとなりました。
とはいえ、理想にはほど遠い状態です。
オレンジ・パープル・イエローの3色で3月おわりごろに播種したものの、発芽しない欠株が2割ほど?出ました。
あと、まだまだ土壌の炭素循環が足りないためか、土壌微生物のバイオマス量も小さく、養分元素の循環も小さいようで、固定種の黒田五寸にんじん(オレンジ)はそれなりに太りましたが、パープル・イエローの2品種はまだ現時点では細めです。
別の畑ですが、昨年作付けした秋冬にんじんも、固定種の黒田五寸にんじんは割と生育がましだったものの、今回と同じパープル・イエロー品種は相対的に小さかったです。
微生物や元素循環のまだ少ない「痩せた」土でも、固定種の黒田五寸にんじんが他のF1品種に比べて養分吸収力が強いのかもですね。
今日はあさ早起きして畑でにんじんを抜きまくり、洗いまくって直売所に出してきました。
雨が降ったあとなので土が柔らかくなっており、割と簡単に抜けます。まだ土の団粒化が足りないので乾いていると土が締まって抜きにくいです(汗)
いまのところJA直売所に並んでいるのはオレンジの一般的なにんじんが多く、カラフルにんじんは少ないので結構売れます。土曜日ということもありますが、おかげさまで今日は完売しました。
今日からPOPも直売所に掲示しています。効果があるかどうかはわかりませんが・・・。
農薬による防除なしですが、虫害については防除した場合とそれほど変わらないレベルかと思います。
たまに根部の肩に穴が空いていたりします。そういったにんじんは基本自家用でいただきます(^^)
施肥栽培でにんじんによくつく虫としてキアゲハの幼虫がいますが、いまのところ1匹にんじんの畝で見かけました。
が、テデトール(手で取る)も使わずとりあえず放置しときます(笑) 無事にアゲハチョウになってくだされ。。
実際この季節ににんじんを作付けしてみて感じたのは、催芽の難しさと草対策です。
黒マルチを張っても、各穴から勢いよくイネ科の雑草が生えてきます。
にんじんが周りの草に負けてしまうと根が肥大しなかったり最悪枯れてしまうので、こまめな草取りが必要です。
来年もマルチを使って栽培するつもりですが、マルチを張る前にバーナーで畝を一回焼いておこうと思います。気休めにしかならないかもですが、草取りはほんとうに時間が取られるので、やらないよりはやっておいたほうがマシかなぁといった感じです。
あと、これは隣の畑の農家さんから聞いた話ですが、いまの時期ににんじんを栽培したら梅雨のじめじめで腐って全滅してしまって、それ以来栽培されていないようです。
そうならなければいいんですが・・・。