SNSを再開する目的。


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僕は普段、農作業をしながら無線イヤホンを耳に嵌めて、PodcastやNHKラジオ、そしてKindle本のAlexaによる朗読を聴くことがよくあります。

もちろん、考えながらやらないといけない農作業や、じっくり作物の観察をしたりするときには聞いていませんが、単純作業や草取り作業などが続くときなどはよく聴いています。

先々月から先月にかけて、ちょうどKindle Unlimitedの無料期間を利用しており、興味のあるタイトルを片っ端から読んだり聴いたりしていたのですが、ある日、特にこれというものもなくなってきたなぁと感じてきたときです。

ふと「HSPサラリーマン」というタイトルが目に入り、自分自身がまさにそのHSP(Highly Sensitive Person=とても敏感な人)だと自覚していたので、試しにAlexa朗読で聴いてみることにしました。確か、コンクリートブロックを運びながら、だったと記憶しています。

よくあるビジネス書なのかなと思って聴いていたら、どうも違うようでした。内容が明らかに物語調だったからです。

自分でも驚くくらいに話にのめり込んでいきました。主人公と自分に共通点が多かったこともあるかもしれません。そして、それ以外に登場するキャラクターも同じくらい親近感を覚えるものでした。

この本の読後感については、また別の記事でじっくり書きたいと考えていますが、この本から教えられた大きな気付きとして、「自分が本当に出会いたいお客さん、尽くしたいお客さんに出会うためには、自分自身の思いを積極的に伝えていかないといけない」ということでした。

書いてみれば当たり前のようなことかもしれませんが、これが僕にとっては目に鱗で、数年SNSを離れていた僕にとって、SNSを改めて再開するには十分すぎる理由でした。

僕は就農前後の数年間、FacebookにTwitter、Instagramなど、いろいろなSNSで情報発信をしていました。それが就農2年めくらいになって、多忙さから心の余裕さえ失いつつあり、SNSでいったい自分が何を発信したいのか、何のためにSNSをやるのかが分からなくなってきました。

そのような目的感を失った状態で続けることはできず、ほぼすべてのSNSを辞めることにしました。

先月、上に挙げた本に偶然出会い、紙の本でも読みたかったので、早速購入して読みました。共感する箇所に付箋を貼ったり、手帳に書き出したりしながら、自分にとって、「どんなお客さんと出逢いたいか、どんなお客さんに尽くしたいか、その後お客さんにどうなってほしいか」などをずっと考えていました。その延長線で、自分がどんな人生を生きたいか、将来どうしたいか、といったことも、毎日毎日、絶えず考えて続けていました。

まだすべての答えが出せたわけではないですが、少なくとも「どんなお客さんと出逢いたいか」ということについては見えてきたように思います。

前の記事にも書いたとおり、僕は日々の農作業のなかで、自然から、「もっと気持ちのゆとりをもって、作物に丁寧に向き合わないといけない」ということを教わり、気づき、今春くらいから少しずつ実践をしてきました。

そうしたなかで、自分でも思いがけないような「感動」する体験をしました。自分が作物を思い続けた結果として、作物がそれに応えてくれたと実感できるような体験です。人によってはどうでもいいような小さな出来事かもしれませんが、僕にとっては涙がでるくらい嬉しいことでした。

そして、こうも思いました。

この「感動体験」を共有して、もっと共感をしてもらいたい。

そして、この気付きと、先ほどの本から学んだ「どんなお客さんと出会いたいか」が、僕の頭のなかで有機的に繋がりました。

僕が出逢いたいお客さんは、僕自身の畑での感動体験に共感してくれる人。つまり自分と同じような感性をもっているような人です。

ただ座して待っていた、では当然のことながら出逢えません。お客さんも、僕がどんな人間で、どんな感性をもっていて、どんな繋がりを求めているのかを知る術がありません。

そこで、SNSやブログといったインターネットツールが大きな力を発揮します。これらはあくまで道具ですが、思いと使い方次第では、世の中を大きく変えることさえもできる力を秘めています。

前出の本に出てくる主人公と同じく僕も、誰かに直接口で思いを伝えるのは苦手ですが、文章でなら思いの丈をぶつけることができます(文章力は乏しいですが)。

こうして、数年越しに、SNSやブログを再開する決心がつきました。まずは自分自身のこと、考えていることや思いをちゃんと「伝える」こと。それを抜きにしては、本当に出逢いたいお客さんとはいつまでたっても出逢えません。

価格も大事ですが、それよりむしろ、野菜そのものに秘められた価値や、目には見えない「感動」を体験するという価値を選んでもらいたい、というのが切実な思いです。


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